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原作捏造です。
だいたい18巻あたりの、エドがウィンリィにオートメイルを寒冷仕様にしてもらって、キンブリーと話ししてるあたり。
もしスカー捜索が次の日になってたら、っていう設定です。
キンエドとかドマイナーすぎるwww何でこうもマイナーCPばっかりにハマるんだよ…でも書きやすかった!
ギャグです。ギャグだとさくさくでけるw
キャストはエド、キンブリー、マイルズ。
だいたい18巻あたりの、エドがウィンリィにオートメイルを寒冷仕様にしてもらって、キンブリーと話ししてるあたり。
もしスカー捜索が次の日になってたら、っていう設定です。
キンエドとかドマイナーすぎるwww何でこうもマイナーCPばっかりにハマるんだよ…でも書きやすかった!
ギャグです。ギャグだとさくさくでけるw
キャストはエド、キンブリー、マイルズ。
「鋼の錬金術師殿、何か策でも考えてませんか?」
キンブリーにそう顔を覗きこむように聞かれて、思わず身体をのけ反らせた。俺はあたかも何もないように否定し、何言ってるんだと答えた。ここで作戦がバレてしまえば元も子もない。演技は自信がある。殺気さえ見せなければ気づかないだろう。
「ウィンリィが人質に取られてんだ。何もできねぇだろ」
「…まぁそれもそうなんですが。あなたの場合良い噂は聞きませんから」
「……悪かったな評判悪くて」
キンブリーは腕を組み、何か考えるように目線を空中に流す。
そして考えがまとまったのか、俺と目線を合わせると笑みを浮かべて、とんでもない事を口走った。
「今晩は私と寝ましょう」
その台詞に一瞬思考が停止する。次いで自分でわかる程一気に血の気が下がった。
いやいやいやいやこいつ今なんて言った。寝る?誰と?目の前にいるキンブリーと俺?いよいよ変態説が濃厚になってきたんじゃないかbな紅蓮の錬金術師さんよ。…落ち着け俺、とりあえず落ち着くんだ。
停止した思考が一気に覚醒しフル回転を始め、今キンブリーが言った台詞の意味を必死に理解しようとするが、考えれば考えるほど混乱した。
最終的に振り絞った言葉は、
「…な、な、なんっ…!?」
言葉にもならなかった。
開いた口が塞がらないとはまさにこのことだ。
「おや、聞こえませんでしたか?今晩私と一緒に…」
「いや聞こえた!すっごい聞こえた!嫌な位クリアに聞こえた!聞こえすぎて意味がわからん!!」
「意味?あなたも錬金術師でしょう?…いや、この場合錬金術師でなくともこの位の意味お分かりになるかと思ったのですが」
「わかりたくねぇ!」
あたかも日常的にそういう事を行っていたかのような口ぶりだ。確かに戦場では男ばかりだし、特にキンブリーはイシュヴァール戦の前線に立っていた。しかし、こいつのことだから錬金術、または人を殺す事で欲求を発散していたと考えるのが妥当なわけだが…。つい最近まで上官殺しで捕まっていたし、当時のような戦はこの地ではまだない。歓楽街なんてものはここにはないし、そもそも何で俺なんだ。…俺がそんなキャラに見えるのか。
ぐるぐる巡った思考はさだまらず、予想や憶測にしかならない。
「鋼の錬金術師殿?」
「え、あ…」
「もしかしで嫌゙と言うつもりですか?」
「…そうだとしたら?」
「まだそんな事を。…ご自分の立場を良くお考えになりなさい。ウィンリィさんの事もあるでしょう。私は大総統の命で動いているんですよ?」
「…っ!」
「それにあなたを私の目の届く所に置いておきたいんですよ。監視の意味もあります」
監視じゃなくて監禁っていうんだよこの場合。
流石に人質を取られては大きく出れない。だがこいつと寝るのも嫌だ。…しかし今はウィンリィの安全を最優先するべきだ。
万が一の場合は錬金術を使えば良いし、見張りで外に兵もいる。大声を出せば突入してくれるだろう…多分。
俺は盛大に溜息を吐いて、
「…わかった寝りゃ良いんだろ寝りゃあ」
「よろしい。素直な子は好きですよ鋼の錬金術師殿。では夜に」
寒気がした。
*****
「うー…やだなぁ…何で俺があいつと一緒に寝なきゃなんねーんだよ!」
「まったくこんな時にキンブリーは何を考えて…」
「寝るってやっぱ…」
「まぁいわゆるアレだな」
「…だよなあ…。なぁマイルズ少佐絶対朝まで外にいろよ!一応キンブリーの監視役なんだから!」
キンブリーの部屋に行くべく、マイルズと並んで歩いていた。足取りが重い。
「わかったわかった」
「本当か!」
「ああ。―だが、変な声が聞こえたら助けには入れんな」
「なんでだよ!一番のピンチだろ!」
「誰が好き好んでそんなシーンを見たいと…。しかしキンブリーにそんな趣味があったとは。…まぁ予想はできなくもないが」
「みんな人事だと思って…そもそもそういう趣味はねぇって言ったんだぜ。異端も異端。ほんっとにあれでよく国家錬金術師精神鑑定通ったよ…もっと専門的な鑑定官つけるべきだな。大佐か少将が大総統になったら提案しとこ」
「…鋼の、こうは考えられないか?少女愛はないが少年愛はあると」
少年愛。思春期前後の少年に対して性的嗜好を持つ人の事を言う。俺だって知らないわけじゃない、色んな文献を読みあさっていたときに目に入った事がある。
この業界には少なからずいると聞いてはいたが、…まさか自分がその対象になるとは考えもしなかった。
確かに俺はまだ16だし、背も小…………一般的な平均値には届いていない。だが…。
「い、いやいやいやいや…それはないだろ。俺だぞ。時には飼い主に噛み付く狂犬だぞ」
「狂犬、ねぇ。仕事熱心な子が好みだと聞いたが。鋼の、聞く所によると随分研究熱心らしいが」
「はぁ?」
「最年少国家錬金術師。相当勉強も研究もしたんじゃないか?」
「あー、まぁ一応はな。周りは大人ばっかだし、舐められなくねぇし」
「そこが気に入られたとか」
「……いやいやだからないって」
「それにあの性格だ。人懐こい犬より、逆に主人に逆らう狂犬の方が躾のしがいあるんじゃないのか?」
俺の顔色が段々青くなっていくのがわかる。語尾にいつもの覇気がない。
確かにその説は一理ある。
そうこうしているうちにキンブリーがいる部屋にたどり着いた。
「ついちまった…」
「鋼の」
「ん?」
マイルズ少佐が俺の肩に手を置いて人事言った。
「ご愁傷様」
殴りたくなった。
*****
「よし」
腹を決めて扉を開けるが、軽い筈が重く感じる。部屋の中の様子を伺った。
流石に客人用の部屋だ。簡素だが小綺麗だった。こんな要塞のブリッグズにも一応は備えてある。
奥に進めば、窓際の椅子に座り本を読んでいるキンブリーが目に入った。後ろで結っていた髪は無造作に横に一くくりで纏められいた。服装は白いガウン。…予想通り過ぎる服装に絶句した。
俺に気づいたのか視線をこちらに合わせた。
「おや鋼の錬金術師殿。随分遅かったじゃないですか。こないのではないかと思いましたよ」
「かなり迷ったけどな」
「決心は出来たようですね、さて、明日も早いですし寝ますか」
「…やっぱり寝るのか?」
「何を今更。ここまできて往生際が悪いですねあなたも。決心が出来たからここに来たのでは?―ほら、そこに立っていないでベッドに入りなさい。暖房を弱めますから寒くなりますよ」
「……」
促されてベッドに近づく。皺一つなくメイキングされている白いベッドに大きな枕が二つ並べてある。
腹を決めろと言われても、目の前の現実に愕然とする。逃げ出して良いのなら今すぐこの場から逃げたい。
「どうかしましたか?」
ベッドに入るのを躊躇していると、急に近くからキンブリーの声がした。声のした方向を振り向けば、いつの間にか左横にキンブリーがいた。
キンブリーはうわがけをめくり、さあと促す。
入った瞬間組み敷かれるかもしれない恐怖と焦り。警戒を緩めないでベッドに入ろうとした。
―が。
「ああ、ちょっと待ってください」
そういうとキンブリーの手が俺の首に伸びた、かと思ったが、手は首を通り過ぎて髪の毛に触れた。人間、思い掛けない行動には反応が遅れるのだろうか。その手を払い退ける事ができなかった。
向かい合わせのままキンブリーを見上げる。かなりの身長差がある。出所したてとはいえ今こいつは賢者の石を所持している。正直今の段階では――。
「キ、キン―」
「髪」
「へ」
「寝る時位解きなさい。三つ編みは癖が残りますから」
とめているゴムが解かれて、何度か髪を梳かれる。その感覚に軽く身もだえた。ざわりと、寒気とも違う感覚だった。
…色々な事を考えすぎて意識しすぎている。
俺はさりげなくキンブリーの手を退けてベッドに入る。
「…わーってるよ。つか、あんたも結ってるじゃねーか」
「私は長いですから。結わないと纏まらないんですよ」
「へーへーそうかい」
キンブリーは反対側に回るとベッドに入った。俺はキンブリーに背中を見せる形で横になる。
いつ手を出されるのかわからない。眠れるわけがない。
しかしこいつその格好で寒くないのか、と見当違いな事を考えてしまった。
「それでは鋼の錬金術師。良い夢を」
「ああ…」
しかし10分、15分と時間が立ってもキンブリーはベッドから身じろぎすらしない。やがて規則的な寝息が聞こえてきた。
…おかしい。
俺は上半身を半分起こしてキンブリーの様子を伺う。
…やはり寝ている。キンブリーは確かに゙寝る゙と言ったわけだが…。まさか本当にただ寝るだけだったのだろうか。
(マ、マジかよ…)
緊張の糸が一気に解け、安堵の溜息を漏らした。…紛らわしい言い方しやがって。無駄な考えに無駄な時間を費やしてしまった。
ベッドに潜り直すと目を閉じた。何もしてこないのであれば、俺のどこでも寝れるスキルを最大限に活用できる。牢の薄い布団とは異なり、2枚重ねでうわがけは恐らく暖かいと言われる羽毛。キンブリーがいるという以外除けば、割と好条件の就寝設備に程なくして俺は寝に入ろうとした。
その矢先、
「…ッ!」
腹にキンブリーの手が回され、後方に引っ張られた。一気に緊張する。背中に伝わるのはキンブリーの体温。後頭部に吐く息の感触を感じた。
嘘だ、嘘だと言ってくれ。まさか寝たのはフェイクだったのだろうか。
つまるところ、俺はキンブリーに抱きしめられている状態だ。
心臓が口から出るんじゃないかというくらい脈打ち、緊張で汗が出る。軽く身じろいでも無駄だった。
(う、嘘だろ…!)
キンブリーの手に力が込められ、そこから抜け出すことは困難だった。
いっそのこと外の兵に助けを求めるか。
「キ、キンブリー…!おいっやめ…」
なるべく小声でキンブリーを制すが、更に脚まで絡められ、太股を割ってこいつの脚が入ってくる。
半殺しにしてでもこの場から逃げ出そうと、音が出ないように両手を合わせた瞬間。
「…寒い」
と一言だけ聞こえた。
「キンブリー…?」
落ち着いて良く様子を見てみれば、規則的な寝息が聞こえる。変わらず寝ているようだった。寝ぼけてるとかそんなんじゃない。
「…俺は暖房変わりかよ!!」
何故か悲しくなった。
*****
翌朝。
結局夜が明ける頃に寝についたらしい。目を覚ませば陽は昇り、隣にいるはずの男がいなかった。
ボヤけた頭のまま上体を起こす。
あまり寝た気がしないが随分と温かかった。
それはこの布団のせいなのか、キンブリーのせいなのか…。
沸々と怒りが込み上げてくる。
「あのやろう…どこいきやがった」
「キンブリーなら1時間ほど前に出ていったぞ」
「マイルズ少佐!」
「昨晩はどうだったんだ鋼の。物音も声も何も聞こえなかったぞ」
「…いや、まぁ…なんつーか…」
俺は昨晩の事をマイルズ少佐に話した。
「笑うなよ!」
「いやすまんすまん。見事に予想が外れたな鋼の。随分と紳士的じゃないかあいつも」
「どこがだ!くそっ、寝た気がしねぇ。やっぱりあいつ変態だ。確信した。ぶっ殺す」
「まぁ何はともあれ、貞操は死守できただろう」
「貞操いうな!!」
その後、スカーが潜んでいるという廃墟へ行く道中、心地良く揺れる車の中で俺は爆睡したのは言うまでもない。
*****
ちなみにマイルズ少佐は言わなかった。
朝、部屋から出てくるキンブリーが、気持ち悪い位の笑顔で挨拶を交わした。何かあったのかと聞けば、
『いえ、ただ――朝からとても良いものを見る事が出来ましたので』
その意味を知るものはキンブリー当人だけである。
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良いもの=エドの無防備な寝顔
キンブリーさんセクハラです!
太股に脚なんて突っ込んじゃだめです!
寝顔にムラってくればいいよ(
キンエド楽しかった!邪道な気がしてならないけどwww
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